当院での風邪症状の患者さんへの診療方針についてご案内します
現在新型コロナウイルス感染症の第6波が全国で猛威を奮っております。
鳥取県でも連日新型コロナウイルス感染者の数が過去最高を更新するという状況が続いております。
このような状況において、当院での発熱、風邪症状の患者さんに対する診療の方針についてご案内いたします。
まず、鳥取県の広報や保健所からのご案内にありますように、発熱、咽頭痛、咳などの風邪症状のある場合で、当院での診察をご希望される場合には、直接受診されるのでなく、予め電話で症状をお伝え下さい。
院内感染を防ぐ為に、感染防御の対策を取らせていただいてから診察をおこないますので、先に電話で症状の程度や、濃厚接触者でないかどうかの確認、最近の行動歴などについてご質問させていただき、来院する時間を指定させていただきます。
来院されましたら、他の人と接触を避けるため、通常の診察室とは別の診察場所へご案内いたしますので指示に従ってください。
おまたせしないように来院されましたらできるだけ速やかに診察させていただきます。
ご存知のように通常の風邪と新型コロナウイルス感染症の区別が症状からはほとんど不可能ですので、できるだけ抗原検査を行わせていただきます。
インフルエンザの抗原検査と同じように鼻腔の奥に綿棒を入れて行う検査です。
結果は15分程度でわかります。
この抗原検査は新型コロナウイルスに感染して症状(発熱、咽頭痛、咳など)を発症し9日以内であれば感染者の8割陽性反応となる感度の高い検査です(100%ではありません。)。
抗原検査が陰性であっても、症状や行動歴などから新型コロナウイルス感染症の疑いが強い場合にはPCR検査をおすすめする場合もあります。
このように風邪症状のある方の診察を行うに際しては、一般的な風邪と新型コロナウイルス感染症を症状だけでは区別できないことから、全例に上記の様に感染予防措置を予め取った上で診察させていただきますので、通常の診察とは別に「院内トリアージ実施料」、「二類感染症患者診療加算(外来診療)」を算定させて頂いております。ご了解ください。